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井蛙考-とある社会人の備忘録

うわべに見ゆる以上であれ

メモ 宮城谷昌光 「管仲」

管仲〈上〉 (文春文庫)

管仲〈上〉 (文春文庫)

天とは広大な哀しみであるのか 69


貧しさにうちのめされてばかりいると、他人を思いやる心を失う 76


たとえ裏取引を見透かしても、物事の本質を捉えたことにはならない。物事の本質とは、自分との切実な関わりの中でみすえるものだ 85


直感は、理や知識を超えたところで、人生の指標して樹つことがある。道を誤るということのひとつは、自分の直感を疑うことだ 106


天を動かすほどの生き方をしなければ、天のたすけはない 110


「捨てない」 という思想 121


教養の有無は、知識の多少ではなく、努力の的を自分で据えられるか否かにある 127


欲望を持つのなら、私利を遮断しなければ、己を見失う。欲望を持たないのなら、博愛を推進しなければ、己に固執しすぎてやはり己を見失う131


精兵は、どのような戦法にも耐えられる体力を持つ 158


実在の中に不在を見る 160


優れた戦術は、予見力をそなえた観察眼と速断を秘めた実行力がなしうるものであろう 165


ことばははかない。こわれやすいことばを守ろうとするには、そうとうな力がいる。人の努力の大半はそこにある。人の強さもそこから生ずる。220


多数が追いつけぬ努力をして、多数の目には成果と映るものを得ながら、自身の努力にいつも虚しさを感じる者こそ非凡であり、じつはその虚しさは比類なき努力家にしか見えぬ虚しさであり、そこから比類なき人格が巣立つのである 257


人は生まれた時に、何も持っていなかった。結婚は人をその時に還すのだ。 276