井蛙考

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軍事戦略、用兵思想、戦史を考察するブログ

【本の紹介】今、必要な2つの視点 下平拓哉著「日本の海上権力」

下平拓哉「日本の海上権力ー作戦術の「意義と実践」の紹介

  現在の安全保障を考える上で、「作戦術」は必須の視点である」

                          ―下平拓哉―

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概 要

 本書は下平氏が様々な学術論文等で発表してきた文章をまとめたものである。

 日本の現在の安全保障環境を考えるうえで、「シーパワー」と「作戦術」の視座が必須であると説く。

 

著者について

 下平氏海上自衛官で、2016年まで米海軍大学の客員教授を勤めている。

 その時の米海大での教授や学生とのやりとりを「米海大ナウ!」というサイトに綴っている。

 2018年現在、防衛研究所の主任研究員を勤めている。

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本の目次

第Ⅰ部 戦略・作戦・戦術

 第1章 「作戦術」とは何か

 第2章 武器としての作戦思考


第Ⅱ部 中国のシーパワー

 第3章 中国海軍の能力と活動

 第4章 中国海警局の特徴と日本の対応

 第5章 中国海上民兵の実態と日本の対応


第Ⅲ部 日本のシーパワー

 第6章 東日本大震災初動における実績と課題

 第7章 シー・ベーシングの将来 

 第8章 防衛省自衛隊とNGO

 

第Ⅳ部 新たな安全保障アプローチ

 第9章 トランプ政権のインド太平洋安全保障政策と日米同盟

 第10章 米海軍のインド太平洋戦略

 第11章 インド太平洋地域における新たな安全保障ダイヤモンド

 

要 旨

 作戦術に関するコンパクトな整理

 「第Ⅰ部 戦略・作戦・戦術」において「作戦術」研究の発展経緯、意義、本質についてコンパクトにまとめているとともに、戦略と戦術をつなぐための作戦思考について考察している。

 それぞれのシーパワーとその将来

 「第Ⅱ部 中国のシーパワー」では、中国のシーパワーの主要なアクターである海軍、海警局、海上民兵の特徴について述べている。

 「第Ⅲ部 日本のシーパワー」では、海上自衛隊のHA/DR(民生支援と災害救援活動)に関する活動とその将来性、また今後の防衛力のあり方の一案としてのシー・ベーシングについて考察している。

 「第Ⅳ部 新たな安全保障アプローチ」では、米国、中国、日本のインド太平洋地域における安全保障戦略とその将来について考察している。

 

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   学ぶ者と学ばざる者との戦いの結果は、自明である。

   そこには、冷厳な戦いがあるだけである。

                        ―下平拓哉―

 

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